マナーよく楽しむグループライドのススメ
グループライド楽しいです!リーダーやほかの参加者とチャットで盛り上がるのも楽しいですし、何より同じ目的をもって大集団で走るってそれだけでもう皆兄弟みたいな一体感があります。*1
ただ、グループライドにおいてはほかの参加者と協力して走る以上最低限のマナーが生じます。
フライヤー
グループライドはパワーが指定され、みんなでペースを合わせて走るものです。しかしその指定の出力を超えて走る人がいます。こういったマナー違反をする人をフライヤー(Flyer)と言います。
これ絶対にやめましょう。グループライドはみんなで固まってワイワイ走ることが目的です。リーダーをリスペクトして指定パワーは必ず守りましょう。
なぜダメか
フライヤー達が集団先頭で高出力を出していると、真後ろの人も千切れないよう頑張ってしまいます。その後ろの人も頑張って…と連鎖が続くと参加者全員がフライヤーのパワーに引きずられてしまいます。
例えば指定出力1.5-2.0倍のライドで、集団先頭が3倍以上で踏んでると、集団最後尾も2.5倍くらい出してるみたいなことがあります。2.0倍で何とか走り切れるかなーとか思ってた人がいたとしたら多分千切れます。
フライヤーしてると気づかないんだろうと思いますが、実際にペースアップの結果集団後ろで皆と走りたかった人がついていけずにログアウトしてたりします。何度も見たことありますがとても悲しくなります。
というか、まとまって走ろう!っていうイベントなのに無視して突っ走ってる人がいるのはそれだけであまり気分のいいものではないです。
変な例え、皆でハイキングしようぜ!って集まったのにダッシュして消えてく奴いたら「?」ってなるじゃん。
仮に害がなくともうっとうしいです。正直。
参加する前に!
フライヤーとならないためにも、参加前にイベントの詳細をざっとでいいので必ず読むようにしましょう。英語苦手ならZwift Powerやzwift.comなどのイベントページに行って、詳細をコピー、翻訳サイトに貼付けが楽です。
ここでややこしいのがグループライドでありながら、パワーの指定がなく実質レースをしているようなイベントもある事です。*2詳細にどういうイベントか書いてますので注意して読みましょう。よくわからなければパワーの指定があるか、リーダーがいるかどうかで判断するといいと思います。
余談ですが、外国の人主催のグループライドは体重がある人が基準だったりするので、日本人の多くは指定のPWRよりちょっと踏まされることが多いです。
体重60kgくらいの場合、指定PWR+0.2~0.4w/kgくらい見とくと安全です。
ライド中
グループライドの基本はイエロービーコンの近くにいることです。レースじゃないのでスタートダッシュもいりません。イベントにもよりますが、むしろ最初はウォームアップがてら少しパワー落としてグルーピングする方が一般的です。
そして重要な事ですが、仮にフライヤーがいても無視しましょう!フライヤーについていくから皆しんどくなるので、ほっといて先に行かせればいいのです。
場合によってはリーダーからもフライヤーいるからペース落とそう見たいなチャットが入ったりするので、そこはチャットをよく見つつ対応しましょう。
英語わかんなくても、多くはPWRやスピードの指示出してくれたりします。数字だけ拾って出力合わせればOK!
それでも何言ってるか分かんねー!ってなったらイエロービーコンの近くに行く!以上!
フェンス
グループライドではフェンスという機能を使っていることがあります。
ライドリーダーは自分から一定の距離に対して赤い「フェンス」を出すことができます。ここを超えている人の画面には後ろに戻るよう警告メッセージがでます。
フェンスはリーダーからのこれ以上差を広げないでほしいというメッセージです。もし万が一警告メッセージが出てしまったら速やかに足を止めて集団に戻りましょう。
また、言うまでもないですがフェンスが無いから先行していいというわけではありません。
まとめ
グループライドは脚力を見せつけたり、競ったりする場所ではありません。
フライヤー同士で、模擬レースみたいなものが展開されていることがあるようですが、レースしたければレース行きましょう。ダメです。
もし、ペースが想定より遅くて脚が余ってるなら、周りのサポートをしましょう!集団最後尾でスイーパーのお手伝いするのオススメです。千切れちゃった人を集団に戻すお仕事ですが、スイーパーが一人で引くより何人かでまとまった方が効果的です。ちょっとしたインターバルみたいになって退屈しないと思いますよ。
何よりも他のライダーをリスペクトすることが大事です。リーダーやほかのライダーが一緒に走ろうと言ってるのを無視してフライヤーするのは大分よくないです。
よく組織されたグループライドはとても楽しいです。みんなでチャットでだべりながらゆるポタもよし、一人だと飽きちゃうベースライドをみんなでするもよし、走ったことない長距離をみんなと挑戦するもよし。
楽しいライドとするには参加者一人一人のちょっとしたマナーが大事です。周りに気を使いつつ、ささっとリーダーに協力できるイケメンZwifterを目指しましょう。