Zwifterの雑感

Zwifterが海外情報中心に集めたZwift知識と適当な考察を残します。メジャーな情報は他所にまかせてニッチにマニアックに

Zwift コース名の由来一覧

Zwift内には様々なコースがありますが、コース名の由来が結構謎だったりします。
個人的にこういうの調べるの好きなので分かる限り調査しました。ちょっとした観光案内みたいになってて楽しいです。
推測入ってる部分も結構ありますし、基本グーグル先生に聞いたレベルの知識なので間違ってたらごめんね&情報提供求む!
実用性は皆無なので意味はないトリビアとしてみていただきたく。

 

 

 

ワトピア


常設されているメインマップ。
Zwiftの初期はジャービス島といわれる一周5kmほどの小さなエリアだったが、現在のワトピアに移行。いくつかの場所でその名残を残しながらも次々と拡張、現在もコースの追加が続く。
Zwiftのメインマップとして最も広く、都市・砂漠からジャングルまでなんでもあって様々な遊び方ができるワールド。
名前の由来はほぼ間違いなく、ユートピア(utopia 理想郷)のもじりだと思われ。ワット(watt)のユートピアでWatopiaという説が最有力。

 

・VOLCANO CIRCUIT(4.1km/20m) 火山の周りのサーキット
・HILLY ROUTE(9.2km/108m) KOM一つを含むオーソドックスなルート。2020年バーチャルツールドフランスの第一ステージに選ばれた由緒正しきルートでもある。
・VOLCANO CLIMB(22.9km/203m) 火山を登るルート
・SAND AND SEQUOIAS(20.2km/174m) 砂漠とセコイア。この巨大セコイアはジャービス島にあったものだとか
・THREE SISTERS(48km/895m) Hilly KOM, Epic KOM, Volcano KOMの三つのKOMを三姉妹と見立てている。
・THE PRETZEL(72.5km/1360m) お菓子のプレッツェルみたいに入り組んだルート
・JUNGLE CIRCUIT(7.9km/82m) ジャングルのサーキット
・ROAD TO SKY(17.5km/1045m) 空への道。Alpe d'huezを模したAlpe du Zwiftへ最短距離でたどり着ける本格山岳コース。XP稼ぎにも最適
・FOUR HORSEMEN(89.8km/2108m) ヨハネの黙示録の四騎士が元ネタ。小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという。四騎士はそれぞれが、地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と病・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。多くのキリスト教徒は四騎士を未来の苦難の予言と解釈しているとか。
・TOUR OF FIRE AND ICE(25.4km/1164m) 火山スタートからのAlpeの氷の世界!
・BIG LOOP(42.6km/661m) Watopia全体を大きく回るループ
・MOUNTAIN ROUTE(29.7km/682m) 山多めルート。Epic KOM途中のお城のモデルはノイシュヴァンシュタイン城。2020バーチャルツールの第二ステージ
・MOUNTAIN 8(32.3km/691m) 山岳コースの八の字
・FIGURE 8(29.7km/254m) 八の字。程よく登りが含まれるオーソドックスなコース。ビッグレースでもよくつかわれる。
・FIGURE 8 REVERSE(29.7km/254m) 八の字逆周回。2020年のバーチャル世界選手権で使われた。
FLAT ROUTE(10.3km/61m) フラットなコース
・ROAD TO RUINS(29.6km/274m) ジャングルの遺跡への道。滅びへの道は多分誤訳。舗装路→ダート→舗装路という構成が特徴。理論上の単独TTの最速はロード→MTB→ロードと乗り換える事。
・THE MEGA PRETZEL(107.3km/1638m) デカいプレッツェル
・VOLCANO CIRCUIT CCW(4.1km/20m) 火山のサーキット反時計周り
・VOLCANO FLAT(12.4km/49m) 火山の近くのフラット
・OUT AND BACK AGAIN(39.9km/327m) 行ってもどってくる?詳細不明
・TEMPUS FUGIT(17.2km/25m) ラテン語で「時は飛ぶ」の意。日本のことわざでいう「光陰矢の如し」にあたる。Zwift上で最も登りの少ないルートで一番平均速度が速くなることから
・THE UBER PRETZEL(128.3km/2379m) Uberは「優れている」くらいの意味らしい。やばいプレッツエル
・BIGGER LOOP(53.2km/691m) デカいループ!
・TICK TOCK(16.9km/53m) 時計のチクタクいう音。コーストの関連は不明
・WHOLE LOTTA LAVA(12.3km/160m) 「Whole Lotta」=「a whole lot of」なので雑に訳すと「溶岩いっぱい!」。Whole Lotta Love(邦題:胸いっぱいの愛を)というレッドツェッペリンの曲をもじってるのかも。
・MUIR AND THE MOUNTAIN(34.1km/792m) Muirとは「自然保護の父」と呼ばれたアメリカのナチュラリストJohn Muir(ジョン・ミューア)氏の事。「山々が呼んでいるので、わたしは行かなければならない。」という名言を残したとか。
・BIG FOOT HILLS(67.6km/707m) ビッグフットはアメリカで目撃されるUMA。身長2mを超え、全身に褐色の毛が生え二足歩行する。実在についてはアマチュア・学界問わず、長年の論争がある。
・DUST IN THE WIND(52.1km/582m) 元ネタはKansasというバンドの同名の曲?邦題は「すべては風の中に」。単にグラベルや砂漠が多いってだけかも
・QUATCH QUEST(46.5km/1706m) Quatchとはサスクワッチという未確認生物(≒ビッグフット?)Alpeにはごく低確率でイエティが出現するのでこれのことか?
・BEACH ISLAND LOOP(12.8km/49m) ビーチや島を中心とした平坦なループ
・OCEAN LAVA CLIFFSIDE LOOP(19km/156m) 海・溶岩・崖をめぐるループ
・SERPENTINE 8(19.3km/206m) 蛇のように曲がりくねった8の字という意味。多分。
・TWO BRIDGES LOOP(6.8km/81m) 二つの橋を通るループ。
・THE MAGNIFICENT 8(28.6km/131m) イベント専用コース。ハロウィーンイベントで以前使われた。Magnificentは「壮大な」という意味などで使われる。
・WATOPIA'S WAISTBAND(25.5km/95m) イベント専用。ワトピアの腰紐。ワトピアの観光名所を巡れることから。

 

ロンドン


「プルデンシャル・ライド・ロンドン」という人気な自転車イベントのコースを中心として再現されたマップ。
平坦なロンドンと、山の多いサリー州は、本来30kmほど離れているが、地下鉄を通るとワープする作りになっている。

・LONDON LOOP(14.9km/230m) ロンドンのループ
・GREATER LONDON FLAT(11.7km/53m) グレーターロンドンとはロンドン市を中心とする大都市圏の総称。日本語で大ロンドンとも。そのフラットコース
・LONDON 8(20.3km/255m) ロンドンのループ八の字
・SURREY HILLS(39.1km/877m) Box HillやLeith Hillを含むこのあたりの地域、サリー州の丘。
・LONDON CLASSIQUE(5.5km/25m) 2016年の女子ワンデーレースのプルデンシャル・ライドロンドン・クラシックの再現とか
・GREATER LONDON 8(23.8km/275m) グレーターロンドンの八の字
・THE LONDON PRETZEL(55.7km/572m) ロンドンのプレッツエル
・THE PRL HALF(69.2km/1009m) Prudential RideLondon-Surrey 100のコースを再現したルートの半分
・GREATEST LONDON FLAT(23.6km/163m) グレイテストロンドンは恐らく造語。大ロンドンよりもっとでかいロンドン?
・THE PRL FULL(173.3km/2623m) Prudential RideLondon-Surrey 100のコースを再現したルートのフル
・GREATER LONDON LOOP(21km/255m) グレーターロンドンのループ
・GREATEST LONDON LOOP(25.7km/355m) グレイテストロンドンのループ
・TRIPLE LOOPS(40.9km/564m) Greater London ループ, Classique ループ,山岳ループの三つのループをめぐるコース

 

リッチモンド

 

アメリカにはリッチモンドという名前の市町村が20以上あるらしい。その内バージニア州リッチモンドアメリカの中で歴史の古い都市として知られる。
2015年のUCI世界選手権コースをメインとしたマップ。
Zwiftの比較的初期のころに作られ、俗に三段坂と呼ばれる登りが名物。

 

・COBBLED CLIMBS(9.2km/133m) 石畳の登りという意味。 Libby Hill と23rd Streetの二つの石畳KOMがある。セグメントの無い三段目の坂はGovernor Streetというらしい
・THE FAN FLATS(5.1km/19m) Fanは扇・うちわ。扇風機の意味。コース全体が扇型っていみかな?わからん
・2015 UCI WORLDS COURSE(16.2km/157m) 2015年のUCI世界選手権コース。23rd Streetでアタックを決めたサガンが優勝。

 

 

ニューヨーク


100年後のニューヨークがテーマのマップ。
地上部は実際のセントラルパークの再現。空中にガラスでできた架空のハイウェイがあることが特徴。
地上のメトロポリタン美術館などの実在の建物と、空飛ぶ車や近未来風の建物のある空中部の対比が魅力

 

・KNICKERBOCKER(22.5km/364m) ニッカボッカー。ニューヨーク人・ニューヨークっ子くらいの意味らしい。語源はニューヨークを開拓したオランダ移民の事だとか。
・ASTORIA LINE 8(11.6km/141m) Astoria Lineはニューヨークの地下鉄の路線名。セントラルパークの地上ルートを網羅するルート。
・EVERYTHING BAGEL(34.3km/544m) Everything Bagelはベーグルに「ケシの実」、「ゴマ」、「オニオン」、「ガーリック」、「ソルト」、「ペッパー」等を乗せた名物。要は全部乗せ。NYの最長コースにふさわしいネーミング。
・PARK PERIMETER LOOP(9.8km/126m) 公園外周のループ
・GRAND CENTRAL CIRCUIT(6.9km/144m) セントラルパークの近くのグランドセントラル駅が由来
・KNICKERBOCKER REVERSE(22.5km/364m) ニューヨークっ子の逆周回
・LADY LIBERTY(12.4km/206m) 自由の女神のこと
・MIGHTY METROPOLITAN(20.1km/318m) メトロポリタン美術館のこと
・RISING EMPIRE(20.8km/376m) 登りまくるルート。獲得標高(376m)がエンパイアステートビルの高さ(373m)に近いことから
・THE 6 TRAIN(6.5km/69m) ランドセントラル駅からセントラルパークに向かう地下鉄のルート名から
・THE HIGHLINE(10.5km/178m) マンハッタンにある「ハイライン公園」から。廃線になった高架鉄道の跡地に作られた空中公園。様々なアートを楽しみつつ散歩できる名所だとか。
・LAGUARDIA LOOP(6.5km/27m) イベント用コース。NYCの偉大な市長Fiorello LaGuardiaに由来。ニューヨークのインフラ整備やら治安改善やらに尽力した人物らしい。
・GOTHAM GRIND(9.3km/96m) イベント用コース。恐らくアメコミ「バットマン」に登場する架空の市「ゴッサムシティ」から

 

 

インスブルック


オーストリア、チロル州、インスブルック。町名は「イン川の橋」という意味だとか
風光明媚な観光地として知られ、ウィンタースポーツの聖地でもある。
2018年に世界選手権が行われた。

 

・ACHTERBAHN(47.4km/989m) ドイツ語でジェットコースターの意味。KOMを表裏両方登る豪快なコース図は確かにジェットコースターのよう。
・INNSBRUCKRING(8.8km/77m) インスブルックのリング。リングのRを見逃してインスブルッキングと読んじゃいがち。俗に言う一分坂が象徴的な周回コース。一分坂の少し手前には「黄金の小屋根」という観光スポットがある
・2018 UCI WORLDS COURSE(23.7km/494m) 2018年のUCI世界選手権コース。38歳のバルベルデが悲願の初アルカンシェルを獲得した。
・LUTSCHER(13.7km/401m) ドイツ語でロリポップ(ペロペロキャンディー)
・LUTSCHER CCW(13.8km/401m) ペロペロキャンディー 反時計回り

 

ヨークシャー


2019年の世界選手権コースを中心に作成されたマップ
人によってはこのマップをハロゲートと呼ぶ。イギリスのヨークシャー地方のハロゲート市。
元々は小さな村だったが、良質な温泉が沸いたことから富裕層向けの保養地としてフィーバー。スパ・温泉としての利用もあるが、井戸から汲まれた硫黄鉱泉水を飲むと健康に良いと大ブームになったとか。

 

・2019 UCI WORLDS HARROGATE(13.8km/245m) 2019年のUCI世界選手権コースの周回部分。雨天・低温な過酷なレースを制したのはペデルセン
・ROYAL PUMP ROOM 8(27.7km/490m) ロイヤルポンプルーム。かつて温泉水を組み上げるポンプハウスとして使われていた施設。現在は博物館となっている。Zwift上でも交差点に建物の外観が再現されている。
QUEEN’S HIGHWAY(3km/40m) ヨークシャーのマップ北部はイギリス有数の高級住宅地で、ランカスター公領といって全て女王に所有権があるらしい。おそらくはそこからのネーミング。
・DUCHY ESTATE(3km/40m) 直訳で公爵領。QUEEN’S HIGHWAYの逆周回で前述の通りランカスター公領というエリアだから。
・TOUR OF TEWIT WELL(10.9km/204m) テウィットの井戸。16世紀ごろ鉱泉が初めて見つけられた井戸?かな?。マップ上まあまあ近くを通るが、多分Zwift上では見えない。

フランス


2020年バーチャルでツールドフランスが行われるにあたり作られたコース。
海岸沿いにはモンサンミッシェルが遠くに見え、Zwift内で最も過酷な山モンヴァントゥもそびえたつ。
が、実際は両者は800kmほど離れているので多分架空のマップ。

 

・R.G.V.(24km/133m) 「Route Grande Vitesse」の頭文字から。フランス語で「高速道路」の意味。フランスの新幹線「T.G.V」のもじりという説も有力。フランスマップで最も平坦でスピードの出るコース。
・DOUCE FRANCE(24km/133m) 直訳で「優しい(甘い)フランス」。同名のシャンソンも有名で、祖国フランスへの想いを優しく歌いあげた名曲。第二次大戦中ドイツの占領からの解放を目指すレジスタンスの間で愛聴されたとか。
・CASSE PATTES(22.9km/155m) フランスのサイクリストがよく使う表現で「脚を壊す」という意味。ライド中の難所や、勾配の変化でリズムが取りにくいコースを指すとか。前半の平坦部分から二つのKOMが勝敗を分けるコース。
・ROULE MA POULE(22.9km/155m) 直訳で「回るチキン」だが、かなり砕けたフランス語で「心配ないよハニー」的な意味になるらしい。コースとの関連は???
・PETIT BOUCLE(60.8km/483m) 2009年まで開催されていたフランスの女子レースGrande Boucleが元ネタ。Grande Boucleはビッグなループを指すのに対し、これはプチループ。
・TIRE VOUCHON(60.8km/483m) 読みは多分ティルブション。コークスクリュー(栓抜き)を意味するフランス語。モンヴァントゥを除くフランスを全てめぐる長距離コース。
・VEN-TOP(20.8km/1539m) モンヴァントゥの頂上まで登るコース。
・LA REINE(22.8km/1181m) フランス語で「女王」。モンヴァントゥの途中まで登る山岳コース。バーチャルツールドフランスのクイーンステージとなった。

 

パリ


フランスと同じタイミングで実装されたコース。
ツールドフランスの最終ステージとして使われることが慣例となっているパリのメインストリート。
過酷なレースを乗り越えた選手が健闘を称え合うとともに、スプリンター達が栄誉をかけて戦い合う自転車乗りの聖地。

 

・CHAMPS-ELYSEES(6.6km/39m) シャンゼリゼ。「世界で最も美しい通り」ともいわれる。東はオベリスクのあるコンコルド広場から、西は凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場までカフェや有名ブランド店等が立ち並ぶ名所。
・LUTECE EXPRESS(6.6km/39m) シャンゼリゼの逆周回。恐らくアレーヌ・ド・リュテスという古代の円形闘技場から。闘技場の近くを通るわけではない。

 

ボローニャ

イベント専用マップ
2019年ジロ・デイタリアの第一ステージのTTコースを再現したマップ。
3/4ほどが平坦で、残りがサンルーカ聖母教会の参道でもあるヒルクライム
実際のレースでは山の麓でTTバイクからノーマルバイクへ乗り換えるチームもあった。

 

・Time Trial Lap(8km/230m) ジロ・デイタリア本番ではログリッチが12分54秒で優勝。マリアローザを獲得した

 

Crit City

イベント専用マップ
街中のクリテリウムレースを模して作られたコース。
狭い道幅と急なコーナーが特徴。

 

・Bell Lap(1.9km/8m) ベルは鐘の事?ルートの形は確かにちょっとそれっぽい
・Downtown Dolphin(1.9km/8m) なぜイルカなのか不明。誰か教えて。