Zwifterの雑感

Zwifterが海外情報中心に集めたZwift知識と適当な考察を残します。メジャーな情報は他所にまかせてニッチにマニアックに

粘着質なドラフティングについての仮説

 ZwiftにはSticky Draft(粘着質なドラフティング)と呼ばれるリアルとは離れた特有のドラフティングの挙動があります。
 細かい動きではありますが、これを理解することで、レース等で無駄なパワーを出さなくても良くなる…かもしれません
 また、この仕様については海外掲示板等で盛んな議論がありますが、データがあるわけではないので、私の感覚的な言葉での説明が多くなりますがご容赦ください。まだ、仮設の段階です。
 よって間違ってること言いまくってる気がするので、変な事言ってたら指摘してくれると嬉しいです。

  ※2021年3月のアップデートによりドラフティングのアルゴリズムが刷新。粘着性が薄まったor無くなったという評価が多数ですが詳細は不明。以下の記事はそれ以前の環境が前提です。

粘着質なドラフティングとは


 言葉で説明するの難しい…
 イメージ!イメージですが、前を走るライダーの真後ろにドラフティングが一番効くスポットが合って、そこに吸い寄せられるようなドラフティングと私は理解してます。

  • スポットより後ろにいた場合、スポットに近寄るよう加速します。
  • スポットを超えてしまった場合、スポットに戻るよう減速します。
  • 速度差やパワー差?が十分にある場合、この粘着性は働かずすり抜けます。

 人によっては、アバターがぶつかって遅くなるという言い方をすることがありますが、私の考えでは同じ現象のことを指しています。スポットを超えて、アバターが重なると減速するって言う話です。
 この記事の中段の動画分かりやすいので見てみてください。
 一定パワーなのに、前走者に追いついたタイミングで不自然に減速したりしてます。

zwiftinsider.com

 

 

 個人的な目安としては、前の人の後輪と自分の前輪が重なったくらいからスポット超えて減速が始まる気がします。バーチャルでもハスらないことが大事?

 

原因?

 なぜこういうアルゴリズムにしているのか?

 これは完全に妄想…前章にも増して怪しいですが、適当な考察です。

 

 Zwiftのドラフティングは基本ライダー同士1対1で対応していて、「∵」←前二人からドラフトをもらったり、「∴」←一人が二人を引いたりすることはないような気がしています。
 その上でこの粘着性があることで、1対1で対応しているライダーがコロコロ変わらず、ペアを保持しやすくなっている気がします。
 よって、アバターの追い抜きが減って自然とトレインができたり、集団走行の動きが安定したり、アプリの速度計算の量が減るのではないかなーとかそんな気がします。

 あるいは、アバター重なりまくってるトレインが見た目不自然なので、そうなりにくいよう若干の制御をかけているのかなーと。知らんけど。

どう使うか


 一番問題となるのはスポットを超えて(アバターがぶつかって)減速するケースです。この減速かなり痛いです。2~4km/hとか余裕で減速します。実走でブレーキちょいがけするのと同レベルです。避けれるものなら避けたい。


 わかりやすいケースとして、数m先を走る前走者に追いついてドラフティングに入る場合を考えます。当然追いついているのでこちらの方が少し速いのですが、勢いが付きすぎてスポットを超えてしまうと、アバターが重なりガクッとスピード落ちます。
 結果、前走者と同じようなスピードになってドラフティングにつきます。

 

 ドラフティングにつけてるからいいっちゃいいのですが、足を止めるタイミングを数秒早めるとスポットを超えることなく、スムーズにスポットに入れます。数秒休めるのに結果は一緒です。これを目指すべきかなと。
 個人的には追いついた瞬間に速度差がゼロになることを意識しています。上手くいったときはグラフに綺麗に漸近線を引いたような快感が…何言ってるか自分でもよくわからないですが

 

 逆に一気に抜きたいときはしっかり速度差つけましょう。そうするとコイツはペアにならないと判断されて粘着性なくすり抜けられます。
 同様に、キレのあるアタックしたいときは、集団最後尾のドラフト切れるギリギリから踏み始めると粘着性関係なくなるので加速がスムーズです。

 

 また、普通にトレイン組んでるときも、スポットを超えて前と近づきすぎている場合、粘着性が無駄なパワーとなります。
 Zwift Insider曰く、240wでツキイチしてるときに上手くコントロールすると220wで同じポジションにつける…みたいなケースがあるとかないとか。集団ど真ん中でそんなコントロールはかなり難しいと思いますが、少集団なら意識するべきです。20w差がいかに大きいかは言うまでもないでしょう。

 

ブロック


 意図的なブロックとして他人を減速させるのにも多分この仕様使えます。難しいけど
 例えばチームメイトがアタックした時、自分が集団の先頭に出て中途半端なスピードで走ります。
 粘着性を振り切って、自分の前に出るのには余分なパワーが必要なので、結果後ろの邪魔をすることができます。
 一件、集団引いてるようで周りの邪魔してるのはちょっと面白いですね。

 

まとめ


 繰り返しですが、本稿は私の感覚が入ったかなり怪しい記事です。
 粘着性があることは間違いないと思いますが、データもなく適当言ってるので割り引いて考えてください。


 粘着性よくわからんという方はまずは体感することが大事だと思います。
 自分の出しているパワーとスピードと、実際のアバターの動きをよく観察すると、変に減速したりとかちょいちょいしてると思います。
 仕様を理解した上で、粘着性に引っかかったり、アバターがぶつかったりしないようアバターの位置をコントロールできるようになるとベストです。

 

 まあZwift特有の動きなので、実走派には全く関係ない部分だと思います。ぶっちゃけZwiftメインの人にしても、トップ層でもなければズイレースの成績を大きく左右する要素でもないですし…
 ただ、理解しておいて損は無いと思います。多分