400w横並び説をぶっつぶす
Zwiftの体重と速度の法則として、こんな説があるのご存知でしょうか?
「基本的に速度はPWRに比例して上がっていくが、400wが近づくにつれPWRは関係なくどの体重でも、登り・平坦・下り関係なく同じ速度になる」
グラフで言うとこんなイメージですね
ワットを上げる(グラフが右に行く)につれ、体重間のタイム差がゼロになっていきます。
これを便宜上この記事では「400w横並び説」と呼びます。
ぶっちゃけ、それなりにZwiftやってる人でこれを信じてる人ってあんまりいないと思います。
確かに、速度域が上がるにつれ絶対パワーが重要となってくるのでPWRの影響は減りますが、ここまでではないというのが定説ではないかと。
「んなわけねーだろ!」の一言で終わる話ですが、一回この説が本当かどうか真面目に考えてみたいと思います。
ええ、今更感がとんでもないですがハッキリさせたくて…
実際私もZwift初心者のころ、この400w横並び説を信じてたせいで色んな所で混乱した覚えがあったので*1一応ちゃんと否定する記事をネットの海に残しておきたいなと。
「んなわけねーだろ」派の人は以下読む必要ないと思います。
データで検証
とりあえずデータを見てみましょう。
以下Zwift Insiderによるド平坦コースのTempus Fugitのスピードテストです。*2
残念ながら400w横並び説と同条件のデータはありませんでしたが、二つのデータを並べると否定できます。
まず、これがステップ1
375w/75kgの5倍のタイムが47:36、400w/100kgの4倍のタイムが48:49
75kg5倍のタイムが400wに達していないにもかかわらず、大分速くなっています。約50分のTTでの1分差はめちゃめちゃ大きいです。
400w横並び説が正しいなら、375w/75kgは400w/100kgより少し遅くなっていないとおかしい。
ただし、フレームが前者はZwift Carbonで後者はZwift Aeroとなっており単純比較できません。
そこでステップ2として、この二つの機材の性能を調べます。
同条件でZwift CarbonがZwift Aeroに比べ9秒遅いです。Zwift Carbonの方が性能が低いという事になります。
つまり、ステップ1を振り返ると
375w/75kgで5倍の場合
・400wに達していない
・機材が劣っている
という二つのハンデを背負っているにも関わらず400w/100kgに圧勝してます。
この結果は400wに近づくにつれ、どの体重でも速度が同じになるという説から明らかに異なっています。
これは平坦で400w近いパワーであったとしてもPWRが速度計算に使われたとみるのが自然ではないでしょうか
感覚的にもこっちが正しそうじゃないすか?
なぜ400w説は生まれたか?
データこねくり回してドヤ顔しといてアレですが、実は400w説も裏付けるデータがあります。
確かに同じZwift InsiderのスピードテストのOld Richmondという2015年に行われたテストで400w時のタイムが体重に関わらず、全セグメントで全く同じとなっています。
二つのデータから、矛盾する結論が導き出されています。
この場合、どちらかあるいは両方のデータが正しくない可能性を疑うべきでしょう。
仮説1・Zwift InsiderがOld Richmondで計測ミスした
正直これな気がするんですがー
単純に体重の変更できてないんじゃないかという仮説。
セグメントを見るに、登り・平坦・下り問わず、どの体重でも400wなら同じタイムですが、そんなことありえます?
例えば23rd Street KOMの短い急斜面もPWR関係なしの絶対パワー勝負なのでしょうか?
30~40秒くらいの坂なので、例えばFTP4倍が上限のBカテレースでも400wは実戦的によく出るレベルです。
仮に横並び説が正しければ、50kgの人がL7の8倍でがんばる一方100kgの人は4倍のL4で追いつける計算になります。そうなのであれば、KOM前後は重量級のアタックポイントとなるはずです。かなり体感と外れます。
というかこのOld Richmondのシートよく見ると結果がぐっちゃぐちゃなんですよね
同条件で機材を良くしているのにタイムが落ちたりとかしてます
例)Zwift Aero/Zipp 808(29:12)→Tron(29:30)
このデータから何か法則を導き出そうというのはちょっと危険な臭いがします。
ちなみに、元データのStrava見に行くと、テストした人がなんでこんな結果になったかよくわからんといってます。
仮説2・アルゴリズムが変わった
まあ昔は400wで制限があったけど、今は違うんだよと
調査が2015年とかなので、今とは事情が違うという事もあるんじゃないでしょうか。当時私Zwiftしてないんで知らんけど。
まとめ
無論、特に平坦の場合速度が上がるにつれ、空気抵抗の割合が増えるので、PWRより絶対パワーが重要になっていくという事はもちろんあります。
でも400wで全体重・全シチュエーションで同一になるというのは少なくとも今のアルゴリズムにそっているとは私は思わないです。
より新しくて、整合性のとれた(ように見える)データがある以上、違うんじゃないすかね。
テストをしたZwift Insiderも体重と速度の関係について別に記事を出してますが、このデータは無視されています。
結論、400w以上はPWR関係ない説は、今のZwiftにはどう考えても当てはまらないと思います。違ったらごめん。
Zwifterの富士ヒル実態調査②
はじめに&まとめ
前回の記事に引き続き、Zwifterの富士ヒル実態調査について考えます。
ここまで、ランクを主軸として、~リング獲得に必要な数値はどのくらいか?という観点でデータを見てきました。
本記事では、Alpeのタイムで富士ヒルのタイムは推計できるか?など、項目ごとの関連を考えていきたいと思います。
元データは前回と同じです。注意点や誤差の要因も前回記事をご参照ください。
また、私統計処理とか詳しく学んだこと無いのを適当にやってるので、変なとこあったら是非指摘ください。
ちょっとテンション上がって色々仮説やら妄想やら書いてますが、読み返したら中身ゼロなので先に結論だけ置いときます。
・富士ヒルはAlpeのタイムの約1.5倍
・富士ヒルとモンヴァントゥのタイムはかなり近い
・FTPに対して、本番出せるパワーは約90%
・CTLは人それぞれ
以下は、暇な人だけ適当に読んでいただけるとありがたく存じます。
富士ヒル=Alpe1.5倍説
このアンケートでやりたかったことの一つ、「Alpeのタイムを1.5倍すると富士ヒルのタイムになる!」という噂の検証です。
アンケート結果を散布図にまとめたのがこちら
データが5分刻みで連続してなくてアバウトなのがこうするとよくわかりますね…*1
「富士ヒルのタイム÷Alpeのタイム」をランクごとにまとめるとこう。
回答数の少ないプラチナと完走者で少しずれてますが,、概ね1.5倍ちょいといった感じ。Alpe1.5倍説は正しかったと言っていいのではないでしょうか!
ちょっと精度の怪しい回帰分析*2をかけると1.53倍となり、やはりこんなもんかなと
もちろん個々に見ると結構バラつきもあって、明らかな異常値を除いても1.3倍~1.7倍まで満遍なくいるイメージです。
AlpeのTTをどこまで本気でやってるか不明ですが個人差あるかもしれません。
モンヴァントゥは仮想富士ヒル?
モンヴァントゥについては回答数が少なかったです。全体97件に対して32件…人気ないんすかね。
ちょっと精度に疑問を持ちつつ、散布図と各平均を出すとこう
モンヴァントゥと富士ヒルのタイムはかなり近いようです!
例によって怪しげな回帰分析によると「富士ヒルのタイム=モンヴァントゥ×0.96」でした。*3
全然人気無いですけど、仮想富士ヒルとして似たような時間踏み続けるトレーニングに中々優秀なのではないでしょうか。
まあフランスマップが常設ではないので、モンヴァントゥは気軽に行けないという問題点があります。
適当にミートアップ立ち上げれば一応いつでも行けるんですが少し面倒…
高地でパワーはどれだけ落ちる?
標高によるパワーの減衰。高地効果についても見てみました。
FTPに対して、本番のPWRがどの程度下がったかを見ればある程度推測できるはずです。
Funrideの記事(https://funride.jp/serialization/ahead_sports_engineering/)
によると、高地効果によりスタート時点で6%の有酸素能力が低下。ゴール地点では15%ほど低下しているようです。
スタートからゴールまで一定の割合で減衰が続くとすると*4、実際のレースで出せるパワーは約89.5%となるはずです。
ただ、いわゆるFTPとして多くの人が認識している数値はランプテストやサラ足20分を0.95倍したものだったりも含まれると思われるので、実際にそのパワーで60分走り続けられる人は少ないはずです。*5
さらに、ゴールド以下のほとんどの人は60分以上走ることになるので、コース全体のパワーはFTPの90%から更に落ちる事が予想されます。
しかし、総平均を見てみると、約90%…
ちょっと想定より高いですね。個人的に80-85%くらいを予想していたので意外です。
さらにランクごとの平均も想定から外れています。ランクが下がるごとに走る時間が伸びるので、当然パーセントも減っていくはずと思いましたが、シルバーがゴールドよりパワーを出せてます。
うーん。よくわからないですねー。
ゴールドとかはインターバルかかったから時間短い割にシルバーよりAP下がったんだよという説明もできなくはないですがー*6
たまたまの回答の偏りか?
FTPの計測方法とかが人によって色々なのか?
高地効果の仮定がちょっときつ過ぎたか?
やはり富士ヒルだから理屈を超えたパワーが出せた?
ウーン。よくわからないです。
(ちょっと納得いってないですが)ともかく本番出せるパワーはトータルで90%ほどになるという事は頭に入れておいたほうがよさそうです。
また、一様に90%ではなくてスタート時点は94%ほど、ゴール手前では85%と言ったように段々パワーでなくなると思われるのでそれを踏まえたペース設定が必要そうです。
さらに高地効果には±5%ほど個人差があるようなのでそこも注意ですね。
CTLは高いほどヒルクラ強い?
まずはCTLと富士ヒルタイムの散布図を見てほしいんですがこんな感じです。
まー中々にバラバラ
一応質問の方法は「直近一ヶ月の平均CTLは?」っていう聞き方にしてます。
単に「CTLは?」という質問ではないのは、ゴリゴリに積み重ねた瞬間最大のCTLと当日に向けて調整してる低めのCTLが混在するのを避ける狙いです。
もちろん成績がいいほどCTLも高い傾向は緩やかにありますが、速い人ほどCTL高くて当たり前というわけでもないようです。
Twitterで識者がつぶやいていたのを漏れ聞いた話、1時間前後のヒルクライムだとトップ層といえどもCTLは80~90位で十分だったりするとか?
シルバーのCTL平均がプラチナ・ゴールドを上回っているのを統計上の偏りと前回書きましたが、何か理由を見出すこともできるのか…?いや単なる誤差の可能性も大いにあると思うんですけど。
ある程度まではCTLを上げることに意味があるけど、それ以降はCTLより大事な何かがあるのでしょうか?
この辺、私には全く分からない世界です。
以上、ぱっと見で分かるような法則をこねくり回してみましたが、結果よく分かりませんでした!よく分からないということが分かったのでひとまず良しとします。
Zwifterの富士ヒル実態調査①
はじめに
2021年の富士ヒルが終了しました。(私出てないんですが)参加の皆様お疲れ様でした。
次回以降の富士ヒルを目指す人のための指標を作るべく、富士ヒルの結果とZwift内でのパフォーマンスについて、Twitterを通じてアンケートを取りました。
結果97名の方に記入いただき、大変貴重なデータとなりました。回答いただいた皆様、本当にありがとうございます。
元データも置いときますので自由に使ってください。無断使用でもOKです。*1
Zwifterの富士ヒル実態調査(回答) - Google スプレッドシート
今回の記事では、各ランクごとにデータを集計しました。
「シルバーとるためにはFTPどれぐらい必要なの?」などランクを軸に他の項目を見ることが目的です。
次回の記事で「Alpeのタイム1.5倍が富士ヒルのタイムって本当?」や「FTPに対して本番どのくらいパワー出たの?」など項目ごとの関連について考えたいと思います。
アンケートの結果に入る前に、細かくて恐縮ですが注意点を上げておきます。
今回の調査は非常に有意義な結果が出ましたが、はっきり言って諸々の理由から正確なものでは無いです。大体で見てください。
注意点
アンケートの仕様
回答数
97件と多くの方にご協力いただきましたが、統計データと見るには少し回答数が少なめです。(特にプラチナとブロンズ未満の完走者)
モンヴァントゥのタイムについてはTTしてる人がかなり少ないので更に精度が低いです。
タイムについて
アンケートの際に、富士ヒルやKOMのタイムは5分刻みの選択式で回答を募りました(例:61-65分)
平均等の集計をする際、選択肢の真ん中の数値(例の場合63.5分)とみなして集計しています。*2
FTP/CTL
FTPについてはテスト方法やパワメ誤差などで人によって結構な差が出ると思います。
また、CTLについては「直近一ヶ月のCTL平均を分かれば大体で教えてください」という質問への回答です。
トレーニング量を反映することを期待していますが、かなりアバウトな質問ですし、FTP設定やらで結構変わるのかなとも。
母集団
Twitter上だけで回答を募ったので母集団にある種の偏りはあるはずです。*3
あるいは、富士ヒルで大失敗した人とかはアンケート記入しにくいとか、そういうバイアスもあるかもしれません。
データとタイムがずれる要因
パワメ誤差
パワーメーターやスマートトレーナーによっては、実際より上振れたり下振れたりする事があります。ひどい例では10%とか20%ブレますがまあそんなもんです。
集団
富士ヒルは緩斜面が多いので、集団効果が非常に大きいです。展開によってパワーの割に結果を出せたり、その逆だったりがありえます。
また、特にゴールド以上はトレインについていくためにインターバル耐性も重要だったりとかあるようですが、それもアンケートには反映できてないです。
機材
Zwiftと違い、実走は人によって機材の差が大きいです。
その他
早朝・高地への順応、天候、実走スキル、コース慣れ、補給、コンディション、メカトラ等々…
富士ヒルのタイムだけが動かぬ数字です。
他の項目についてはどうしても誤差が出ることに留意して結果をご覧ください。
概要
早速結果を見ていきます。
まずはランクごとの各指標の平均値を簡単にまとめたのが以下になります。
各項目、富士ヒルタイムに比例して、順当にレベルアップしている印象です。
平均値なのでこれだけ出てれば各ランクの真ん中にいるよという大体の目安にはなりそうです。まあ正直同じシルバーでも66分と74分だと別物ですし、ざっくりです。ざっくり。
一点、シルバーのCTLがプラチナ・ゴールドの平均より高いですが、単に結果が偏っただけでしょう。回答数97の信頼性はこんなもんです。
次回の記事で検証しようかと思いますが、CTLは個人差がかなり大きいので、シルバー帯はCTLの割にトレーニング効率が悪い!とかそういうのではないと思います。わかんないですけど。
ランクごと
続いて、各ランクについて少し詳しく見ていきます。
各項目について四つ指標を出しています。(最大値、平均値、中央値、最小値)
最大値と最小値については、「結局皆知りたいのは平均じゃなくて各ランク取得に最低限必要なボーダーラインだろ?」と思ったのでのせてます。が、単なる異常値の可能性も正直高いです。
中央値はデータを順番に並べたときにちょうど真ん中の順位になる数値です。少数の異常値に平均が大きく動かされるリスクがあるので補完する意味でのせています。まあ幸いそこまで大きく平均とずれてないのでどっちか見とけばいいと思います。
繰り返しですがドラフティングやらパワメ誤差やら当日のコンディションやらズレ要因いっぱいあるので大体で見てください。
プラチナ
ゴールド
シルバー
ブロンズ
完走者
まとめ
以上、大変有意義なデータが取れたと思います。「このランクを目指すならこの指標でこれぐらい!」といった目安になると嬉しいです。
ですが、最後は個人個人の状況を考える事が必要かなとも思います。
人によって、固定ローラーだとパワー出しやすいよとか、高地に弱い体質で富士ヒルきついよとか色々あるはずです。
しっかりトレーニング積んだ上で、試走やらで自分用の基準を作る事が最重要だと思います。
また、基準に近しい数値が出せるようになったとしても、集団に乗れなかったり一発のメカトラでダメになるのも事実です。
数値に囚われすぎず、このコースを最速で登るには何をするべきか?という点は常に忘れてはいけないと思います。知らんけど。
メッセージ
最後に、おまけで一緒に募集したメッセージの紹介です。
未来のチャレンジャーに向けて熱い応援をいただきました。がんばりましょう!Ride On!
・Alpe du Zwiftを登りまくろう。
・努力は報われる!
・しっかりとコツコツトレーニングすればブロンズ、シルバー獲得できます!頑張れー!
・機材チェックはしっかりね!(レース中にスポーク折れた…)
・リベンジ
・アルプもモンバントゥーもブロンズ目安タイムに到達できませんでしたが、本番はブロンズ獲れました!!諦めなければいけます!
・もあぱわー!!!!
・ライドオン!
・ミンナゴールド!!
・初のスバルライン挑戦だったので当日のPWRの割にはタイム伸びず。ゴールド狙いならアルプ42分切りがラインになると思います!
・結局終盤においては根性勝負
・数字に囚われてはいけない
・集団から絶対千切れないことと、ベース走で最大心拍にならないようにすること。プルスウルトラ💪
・本番は練習通りの結果しか出ないのでしっかり練習しましょう。練習は裏切らない
・Alpeまじ正確、集団でいくつもりなら色んな上げ下げ系ワークアウトもやろう
・ゴールド
・やればできる
・試走大事!!!!
・実走の課題を見つけるには良いレースです 頑張りましょう💪
・同じ目標を持った集団に乗るか乗らないかで大幅にタイムが変わります
・集団には死ぬ気で食らいつけ!
・めちゃ声かけてトレイン作って回せば4倍なくてもシルバーはとれますよ!!
・来年こそ自己ベスト!
・高地デバフを織り込んだ目安で目標タイムを決めよう!10%-15%はパワー出なくなるぞ!
・努力すればきっと叶う
・試走は絶対やった方がいい。酸素が薄いからzwift程パワーが出ない!
・身長-100の筋肉ライマーな僕でも50超えてもシルバー取り続けられてるので ダイエットより筋トレ ケトルベル最高
・デブでもシルバー取れる
・がんばれ
・斜度が緩む前に追い抜いた人の後ろにそっとつけば、これぐらいのPWR(2.3倍)でもブロンズ取れます。
・数字にとらわれてはならない
・90分切りまでなら社会人でも無理のないレベルのトレーニングで到達出来た。頑張ろう!
・自分なりに本気で鍛えて、本気で挑めば何でも楽しいけど、その中でも富士ヒルは別格に楽しいと思います。
・シルバーまでは努力でとれます!
・練習は裏切らない。
・(来年も参加するであろう自分へ)めざせゴールド
Zwiftに日本マップ…?来るのか?
2020東京オリンピックの開催が危ぶまれておりますが、Zwift上では日本マップが作られているという噂がしきりに流れております。
以前ちょろっと本ブログで取り上げたようにフランス以前に作られたマップがある噂とか、6/1からOlympic Virtual SeriesというイベントにZwiftが参加することが決定したりとかという理由から次のマップが東京オリンピックのコースだというのは非常に有力です。
というわけで、仮に日本マップが作られたら?という設定でどういうマップになるか妄想してみました。
が、日本マップが本当にできているという確証は全くないです。
以下日本マップがある前提で話を進めますが適当に読んでください。
ロードレースコースの詳細
オリンピックコースは全長約234km獲得標高4865m(女子は137km/2692m)の長距離かつ山岳も多数含まれる過酷なコース。
まずは予定されているコースでポイントとなる箇所をざっと見ていきましょう
https://ridewithgps.com/routes/31930470
出展(https://cyclist.sanspo.com/433834)
スタート
スタート地点は東京都調布市の武蔵野の森公園
10kmのパレードランを経て、是政橋からリアルスタートです。
尾根幹
ここから首都圏ローディーの中でトレーニングコースとして有名な尾根幹を走る…といいつつも尾根幹フルコースで走るわけではなく、脇道をやけに複雑にグネグネ回っていきます。
実は最初の三段階?登るあの坂も尾根幹で一番の登りである若葉台の通称バーミヤン坂とかも通らないんですねー
実際に尾根幹をちゃんと走るのはバーミヤン坂下った交差点~恵泉女学園辺りまでの4km弱だけだったりします。
道志みち
尾根幹を抜け、しばらく走ると本格的に山に入ります。
道志道は信号の少ない一本道で軽くアップダウンもありつつ緩やかに登っていきます。
道志道の終わりには山伏峠があり、斜度7~10%くらいまで上がります。
関東圏のロード乗りやバイク乗りにとって有名なコースで走っててとても気持ちいいとこですね。
後述しますが、長い一本道って再現されにくい傾向があるので省略されそうな気も…
山中湖
富士山が超きれいに見えるポイント
実際のコースでは周回はしませんが、半周走ってまた後で残り半周走るみたいな動きをします。
周回コースにピッタリですし、景観も最高なので是非再現してほしいですね。
南富士エバーグリーンライン
このコースの一つの目玉である富士山のヒルクライムルートです。
約15km6%の本格ヒルクライムで普段は自動車専用道路なのをオリンピックに向けて開放するとか
明神三国峠
6.7km平均10%の関東屈指の激坂。この峠が間違いなくレースのクライマックスとなるでしょう。
ここを再現しない事あるんすかね?登り切った後のススキ野原もめっちゃ綺麗なので大いに期待したいところです。
ただ瞬間20%超えてくる斜度を再現できるのかという問題は一応あります。
知る限りZwift内で斜度最大の場所ってニューヨークやラジオタワーで16~17%くらいな気がするので…
富士スピードウェイ
ゴール地点でもある富士スピードウェイですがコースの途中出たり入ったりして合計三周します。
サーキットってZwiftでまだないので是非再現してほしいところ
ゴール地点でもありますし再現は結構ありえるんじゃないでしょうか
他マップの事例
どこが実装されるかを妄想する前に他マップの事例を見てみましょう。
実は実際のレースを再現したコースは「リッチモンド」「インスブルック」「ヨークシャー」とありますが必ずしもコースのすべてを再現しているわけでもないです。
これらを見直すことで東京マップを予想するのに役立つはずです。
フル再現。16kmのコースを15周という設定だったのでフルでも開発コスト少なかったんじゃないですかね。知らんけど。
9割方再現。周回部分は完全再現されるも、最後に2.9km平均勾配11.5%の「ヘッレ」と呼ばれる激坂を含むコースがあったらしいけどそこは再現されてない。
↓画像の左上らへん。
・ヨークシャー
1割くらい再現。序盤150kmほどの長い一本道があったけどそこはカット。最後の周回部分だけ再現。
ヨークシャーで顕著ですが、一つのマップで色々なルートが引けた方がいいので、長い一本道は避けられる傾向があるように思います。
色々なループコースが引けたほうが開発コストに対して満足度が高いんじゃないですかね。知らんけど。
また、他のレース再現ではないマップではバーチャルであることを活かして、結構自由に、都合よくマップを作ってます。
例えばロンドンでは都市部と山間部を地下鉄のトンネルで繋いでいますが、実際には結構な距離があるのをワープしています。
ニューヨークではそもそも空飛んでますし、フランスも実際のマップとは別のファンタジーであるようです。
そういうのもアリみたい。
妄想
ここまで予定のオリンピックコースの概要とZwiftマップの法則をなんとなく見てきたので、それを踏まえつつ他と差別化できるようなマップを妄想してみたいと思います。
①フルコース
まあないかなーとも思いますが、フルコース200km超を完全再現してくれる可能性もゼロではない?
距離も獲得標高もハードであるのが売りなオリンピックコースなので折角なら全部再現してほしいですが…!
やはり尾根幹と道志みちが一本道でルートを複数作りにくく敬遠されそうな気もします。
特に尾根幹は景観も無く、コーナーもやたら多いのでちょっと望み薄かな…わかんないですけど
②尾根幹ワープ
スタート地点から尾根幹の周辺を再現してから富士方面にワープするマップ
まあ無くは無い?山ばっかだと単調だし、スタート地点ってやっぱ熱いし、ちょこっと都市部入れてーみたいな発想
尾根幹周りで軽くループコース作ってクリテっぽい事が出来るようにしても楽しいかも
③富士周辺のみ
個人的に一番ありえそう
山中湖、富士スピードウェイ、南富士エバーグリーンライン、明神三国峠辺りを再現
これぐらい再現してくれたら大満足ではないでしょうか
④富士スピードウェイ周辺のみ
ちょっと物足りないけどもう少し縮小してこんな感じでもおかしくないかも?
ゴール地点の富士スピードウェイをしっかり再現する&明神三国峠も入れとけばまあオリンピック気分は大分味わえるのかなと
逆にこれより範囲狭いとちょっとなー感が出るような…
⑤ファンタジー路線
オリンピックの再現に捉われず、実際の地理も無視して日本名物全部入れちゃう
例えば浅草スタートで、富士周辺を再現しつつ、京都っぽい寺が唐突に出てきたり、しまなみ海道も入ってるよみたいな
案外人気という点ではこういうのが一番伸びたりしそうな気も
ニューヨークの逆で、過去の日本というコンセプトでそこら中にサムライ、ゲイシャがいてもいい気すらします。
⑥トラック
オリンピックってロードレースだけじゃない!
というわけで、かねてより要望をよく聞くトラックコースをついでに作成
単なるコースの再現だけじゃなくて、エリミネーションやらポイントレースやらの特殊リザルト機能完備
タイムアタックやアワーレコードのチャレンジもできるよという神施設…作ってくれないかな?
まとめ
以上取り留めなく妄想を垂れ流してきましたが、本音を言えば本当に日本マップ来るなら何でもいいやって感じですね。リアルのオリンピックの実施可否はちょっと全然不透明ですけど、バーチャルだけでも盛り上がっていきたいところです。
いずれにせよ、Olympic Virtual Seriesの詳細の発表が5月末頃にはあるらしいです。とっても楽しみに待ちたいと思います。
intervalsの適当な使い方
intervals.icuというサイトご存知でしょうか?
無料のくせにパワートレーニングをするうえで痒い所に手が届きまくるサイトです。
超便利ではありますが、英語のみかつ、かなり多機能でとっつきにくいツールなので、この辺全然詳しくないながら簡単に機能紹介したいと思います。
Zwiftじゃねーじゃんといわれそうですが、触ってて死ぬほど楽しいのに情報少なめだからついブログ書きたくなっちゃって…
あくまでも、パワトレちゃんと勉強したこと無い私が触っててよさげに思えた機能を羅列するだけのです。かなり怪しい事言ってる自覚はあるので適当に読み飛ばしてください。
というかよくわからんとこいっぱいあるからだれか教えて
概要
intervalsはStravaからの連携をベースにした無料のトレーニング分析サイトです。
Staravaにアクティビティをアップロードすれば自動でこちらにもデータが入ります。
とにかくパワーデータの分析に秀でており、様々なパワトレに役立つ情報が手に入ります。
一方でスピードやタイムの分析にはやや物足りないところがあります。
例えばセグメントのタイムやら斜度やらを見る分にはStravaの方が格段に優れています。地図情報をザクっと切り捨てた分パワトレに特化できているイメージでしょうか
他のTreaning PeaksとかGolden Cheetahとかのツールとの比較は私使ってないのでできません。基本Stravaとの比較になってしまいますがご容赦ください。
初期登録のやり方は忘れたから割愛!まあ簡単だった記憶しかないので多分適当で余裕です。いけるいける。
多分アカウント作ってStravaアカウントと連携するとかだった気が…ごめんなさい
パワーゾーン管理
以下機能の紹介をダラダラと羅列していきたいと思います。
まずは「Totals」タブから開くこの画面。説明ほぼ不要な気がしますが、各パワー(&心拍)ゾーンの滞在時間を任意の期間で見れます。L4以上の滞在時間とかもここで即分かります。単純ながら便利。
画面下ではパターン分析もしてくれます。
画像の「Pyramidal」となっている部分がそうです。パワーゾーンの分布から該当期間のトレーニングを総括してくれます。SSTが多めなら「Threshold」、低強度なら「Base」、高強度メインなら「HIIT」などなど
パワーカーブ
「Power」タブより。パワーカーブ自体はまあ普通。特筆したいのは2点
eFTP
eFTPとは「Estimated FTP」で、推定FTPの事です。
Zwiftとかで自動検知されるFTPは単に20分ベストパワーの95%ですが、こちらは3分~30分?のパワーカーブ全体から推定されたものです。
細かいロジックは不明ですが*1、eFTPは旧来のFTP、つまり1時間維持できるパワーではなく、恐らくですがmFTPに近い性格の物を推定しているようです。TTEも合わせて分析してくれます。
mFTPを推定することで言葉の定義通り無酸素運動と有酸素運動を判別する閾値として分析に使いやすいとふんわり理解してます。
この辺を人に説明できるほど深く理解してないので、mFTPとTTEについてご存じない方は申し訳ないですがちゃんと調べてください。
まああんまり意識しないでも諸々の便利機能は一応使えるので流しても大丈夫。ただ、通常のFTPとは別物という認識はもっといた方がいいかもしれません。一般的にeFTPは普通のFTPより上振れるようです。私の場合15wくらいeFTPの方が高いっすね。*2
人との比較
自分のパワープロフィールがどの程度のレベルにあるのか比べることができます。
初期時点では「Age」の欄が恐らく空欄ですのでここに生年月日を入れると画像左下のような表が出せます。
(恐らく)intervalsに登録している人の中で、自分の各MMPがどの程度の位置にいるのか視覚的に判別できます。
最初は同世代の場合の表が出ますが、他の年代に切り替えたり、有名なコーガンのパワープロフィール表にも切り替えられてとても便利です。
注意点として、異常値もそれなりに入ってるっぽいのであんまり深く考えない事。(例:40歳以下男性の中に20分9.8倍出せる人がいる)
intervalsに登録してる時点でサイクリストの中では上位の集団のはずなので、そのバイアスも多分あります。
フィットネス
「Fitness」タブより、いわゆるCTLを見れる画面
CTL→Fitness
ATL→Fatigue
TSB→Form
TSS→Load
と言い換えてますが(多分)ほぼ同じものです。
最下段にeFTPのグラフがあって、主要MMPの更新に〇マークを付けてくれるのもなかなか楽しいですね。
カレンダーに将来の予定とそのTSSや目標レースも登録できるので、先々のシミュレーションもできます。ピーキングとかにも使えそうです。
また、デフォルトではTSBが差ではなくて比となっているのがちょっと面白いところ
(例:CTL50、ATL60の場合、一般的にはTSB-10(50-60)ですが、TSB-20%(60/50)で計算されている模様)
SettingsでFormという項目を「Percentage Of Fitness」から「Absolute Value」に切り替えると差に戻せます。
どっちの方がいいとかあるんすかね?全然わかんないですけど
Activities
ようやくメインの画面の説明です。
アクティビティの中の各データをグラフ化して表示してくれます。一目で必要な情報がまとまってるのが大変ありがたいですね。
グラフの項目はかなり自由にカスタムできます。私は見やすさ重視で結構項目を絞ってますが、上から「パワー」、「心拍」、「W'bal(後述)」、「標高」です。*3
他にも「スピード」や「ケイデンス」、「トルク」とかとか色々出せます。
特徴的なのが、グラフの白くハイライトされている部分。こちらは自動で頑張った時間をインターバルとして検出してそこの区間の平均パワーやら心拍を出してくれます。とても便利な機能ですが、多分これがサイト名の由来なんじゃないすかね。
もちろん他サービスであるように、グラフをドラッグで範囲指定することでその部分の平均とかも出せます。
W'bal
W'balをすげー雑に説明するといわゆる「マッチの本数」を可視化したグラフです。これStravaとかにない超便利グラフです。無料で出せるのホント素晴らしい。
アタックとかキツいセレクションとかFTP以上*4で無酸素運動を頑張った場合、画像緑のグラフW'balが下降します。展開が落ち着いてFTP以下で休める状態になるとグラフが上昇します。ゼロになるとオールアウト。これ以上頑張ることができません。
これを使うことで、レースの事後分析で千切れた原因を調べたり、無酸素系のワークアウトで出し切れたかどうか振り返ることができます。
要は「追い込み度」みたいなものが可視化できるという点でとても楽しいです。
詳しくはちゃんと調べてください。
グラフを出す手順はSettingsタブのW'J欄を登録するだけです。
「W'Jとは?」というのは雑に言って無酸素の能力を表す指標です。
自分のW'Jわからん人がほとんどかと思います。推計する方法もありますが、素人考えですが、とりあえずグラフを出してからマイナスが出ないように調整していくのでいい気がしています。正確ではありませんが…
①一旦適当にW'Jを「10,000」とか入力
②W'balのグラフが出るようになるので、出し切ったレースとかのグラフを見る
③恐らくW'balの最低値がマイナスになっているのでその分W'Jを追加する
以後、適宜見直し
マイナスがでる余地があると、実際はまだまだ追い込めるのにグラフが下限まで落ち切って、見た目上出し切った感じになるのが良くないのかなーと素人考えで思ってます。本来はW'Jきっちり測って運用するべきでしょうが、実用的にはマイナス出さないようにするだけで十分グラフ使えるかなと。
後、W'JはFTPに対する相対値なので人との安易な比較は不毛です。同FTPならW'J高いほうが強いと思いますが、FTPが高いクライマー型の人とかはW'J低くなると思います。
以上多分変な事言ってます。参考になると嬉しいですが、信頼しないでください。
また、注意点ですが、必ずしもこれがゼロになってないイコール追い込めてないというわけでもないです。
例えばFTPで2時間走ろうとしたら100%どこかで力尽きますが、その場合FTPを超えた無酸素運動は一切しないので多分W'balは満タンのままです。
逆に5秒スプリントだけでW'balをゼロに持ってくのも筋力等がネックになりほぼ無理です。5000wとか出せるなら別ですが。
主観的な強度にかなり近くなるのでとても便利な一方で、妄信するのも良くないのかなーとも思います。人体って複雑ですし、コンディションとかによってもW'Jが変化するでしょうし…
ソーシャル要素
フォローとコーチという機能があります。
フォローが完了すると、アクティビティやらパワーカーブやらCTLやらこれまで紹介してきたものほぼ全部見れます。
他人の情報丸裸なので、トレーニングの量や質、レース中の振る舞いなど、めちゃくちゃ参考になります。
が、要注意でもある気がします。強い人のアクティビティとか見ると、当然練習の量も質も自分よりはるかに上だったりしますが、同じ事しようとしても多分ケガするだけです。
参考にはするべきですが、変にまねしてオーバートレーニングになっても本末転倒です。
さらに、コーチに登録すると情報が見れる+カレンダーやらFTPやら設定をいじれるようになるようです。普通の仲間程度ならここまでする必要はなさそうです。*5相当の信頼関係がある間でコーチングをするならかなり便利そうです。
「Compare」と「Intervals」タブ
この画面全然使い方分からん。誰か教えて
まとめ
以上長くなりましたがintervals.icuの紹介でした。
長々書いた割には代表的な機能しか紹介できていない気がします。それだけ多機能で全容が見えないです。
全機能を使おうとするとかなりしんどいので、何となくみてて楽しいとこだけ見るのでいいのではと思います。
数値だけにとらわれてはいけないとかよく言いますが、intervalsは非常に便利な反面、その意味で結構危ない気もします。特に実走派は数値だけじゃなくて、最終的な順位とかスピードとかが最優先だと思います。知らんけど。
私は軟弱なので良いデータだけ頑張って探して、都合の悪い数字は無視してます。そういう遊び道具としてintervals大好きです。
というかこんだけできてタダってヤバくないっすか?個人的にはStrava無料版+intervals無料でほとんど事足りると思ってます。ぶっちゃけいつか有料化しそう。
以上雑多に書きなぐりましたがご参考になれば…
Zwift コース名の由来一覧
Zwift内には様々なコースがありますが、コース名の由来が結構謎だったりします。
個人的にこういうの調べるの好きなので分かる限り調査しました。ちょっとした観光案内みたいになってて楽しいです。
推測入ってる部分も結構ありますし、基本グーグル先生に聞いたレベルの知識なので間違ってたらごめんね&情報提供求む!
実用性は皆無なので意味はないトリビアとしてみていただきたく。
ワトピア
常設されているメインマップ。
Zwiftの初期はジャービス島といわれる一周5kmほどの小さなエリアだったが、現在のワトピアに移行。いくつかの場所でその名残を残しながらも次々と拡張、現在もコースの追加が続く。
Zwiftのメインマップとして最も広く、都市・砂漠からジャングルまでなんでもあって様々な遊び方ができるワールド。
名前の由来はほぼ間違いなく、ユートピア(utopia 理想郷)のもじりだと思われ。ワット(watt)のユートピアでWatopiaという説が最有力。
・VOLCANO CIRCUIT(4.1km/20m) | 火山の周りのサーキット |
・HILLY ROUTE(9.2km/108m) | KOM一つを含むオーソドックスなルート。2020年バーチャルツールドフランスの第一ステージに選ばれた由緒正しきルートでもある。 |
・VOLCANO CLIMB(22.9km/203m) | 火山を登るルート |
・SAND AND SEQUOIAS(20.2km/174m) | 砂漠とセコイア。この巨大セコイアはジャービス島にあったものだとか |
・THREE SISTERS(48km/895m) | Hilly KOM, Epic KOM, Volcano KOMの三つのKOMを三姉妹と見立てている。 |
・THE PRETZEL(72.5km/1360m) | お菓子のプレッツェルみたいに入り組んだルート |
・JUNGLE CIRCUIT(7.9km/82m) | ジャングルのサーキット |
・ROAD TO SKY(17.5km/1045m) | 空への道。Alpe d'huezを模したAlpe du Zwiftへ最短距離でたどり着ける本格山岳コース。XP稼ぎにも最適 |
・FOUR HORSEMEN(89.8km/2108m) | ヨハネの黙示録の四騎士が元ネタ。小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという。四騎士はそれぞれが、地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と病・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。多くのキリスト教徒は四騎士を未来の苦難の予言と解釈しているとか。 |
・TOUR OF FIRE AND ICE(25.4km/1164m) | 火山スタートからのAlpeの氷の世界! |
・BIG LOOP(42.6km/661m) | Watopia全体を大きく回るループ |
・MOUNTAIN ROUTE(29.7km/682m) | 山多めルート。Epic KOM途中のお城のモデルはノイシュヴァンシュタイン城。2020バーチャルツールの第二ステージ |
・MOUNTAIN 8(32.3km/691m) | 山岳コースの八の字 |
・FIGURE 8(29.7km/254m) | 八の字。程よく登りが含まれるオーソドックスなコース。ビッグレースでもよくつかわれる。 |
・FIGURE 8 REVERSE(29.7km/254m) | 八の字逆周回。2020年のバーチャル世界選手権で使われた。 |
・FLAT ROUTE(10.3km/61m) | フラットなコース |
・ROAD TO RUINS(29.6km/274m) | ジャングルの遺跡への道。滅びへの道は多分誤訳。舗装路→ダート→舗装路という構成が特徴。理論上の単独TTの最速はロード→MTB→ロードと乗り換える事。 |
・THE MEGA PRETZEL(107.3km/1638m) | デカいプレッツェル |
・VOLCANO CIRCUIT CCW(4.1km/20m) | 火山のサーキット反時計周り |
・VOLCANO FLAT(12.4km/49m) | 火山の近くのフラット |
・OUT AND BACK AGAIN(39.9km/327m) | 行ってもどってくる?詳細不明 |
・TEMPUS FUGIT(17.2km/25m) | ラテン語で「時は飛ぶ」の意。日本のことわざでいう「光陰矢の如し」にあたる。Zwift上で最も登りの少ないルートで一番平均速度が速くなることから |
・THE UBER PRETZEL(128.3km/2379m) | Uberは「優れている」くらいの意味らしい。やばいプレッツエル |
・BIGGER LOOP(53.2km/691m) | デカいループ! |
・TICK TOCK(16.9km/53m) | 時計のチクタクいう音。コーストの関連は不明 |
・WHOLE LOTTA LAVA(12.3km/160m) | 「Whole Lotta」=「a whole lot of」なので雑に訳すと「溶岩いっぱい!」。Whole Lotta Love(邦題:胸いっぱいの愛を)というレッドツェッペリンの曲をもじってるのかも。 |
・MUIR AND THE MOUNTAIN(34.1km/792m) | Muirとは「自然保護の父」と呼ばれたアメリカのナチュラリストJohn Muir(ジョン・ミューア)氏の事。「山々が呼んでいるので、わたしは行かなければならない。」という名言を残したとか。 |
・BIG FOOT HILLS(67.6km/707m) | ビッグフットはアメリカで目撃されるUMA。身長2mを超え、全身に褐色の毛が生え二足歩行する。実在についてはアマチュア・学界問わず、長年の論争がある。 |
・DUST IN THE WIND(52.1km/582m) | 元ネタはKansasというバンドの同名の曲?邦題は「すべては風の中に」。単にグラベルや砂漠が多いってだけかも |
・QUATCH QUEST(46.5km/1706m) | Quatchとはサスクワッチという未確認生物(≒ビッグフット?)Alpeにはごく低確率でイエティが出現するのでこれのことか? |
・BEACH ISLAND LOOP(12.8km/49m) | ビーチや島を中心とした平坦なループ |
・OCEAN LAVA CLIFFSIDE LOOP(19km/156m) | 海・溶岩・崖をめぐるループ |
・SERPENTINE 8(19.3km/206m) | 蛇のように曲がりくねった8の字という意味。多分。 |
・TWO BRIDGES LOOP(6.8km/81m) | 二つの橋を通るループ。 |
・THE MAGNIFICENT 8(28.6km/131m) | イベント専用コース。ハロウィーンイベントで以前使われた。Magnificentは「壮大な」という意味などで使われる。 |
・WATOPIA'S WAISTBAND(25.5km/95m) | イベント専用。ワトピアの腰紐。ワトピアの観光名所を巡れることから。 |
ロンドン
「プルデンシャル・ライド・ロンドン」という人気な自転車イベントのコースを中心として再現されたマップ。
平坦なロンドンと、山の多いサリー州は、本来30kmほど離れているが、地下鉄を通るとワープする作りになっている。
・LONDON LOOP(14.9km/230m) | ロンドンのループ |
・GREATER LONDON FLAT(11.7km/53m) | グレーターロンドンとはロンドン市を中心とする大都市圏の総称。日本語で大ロンドンとも。そのフラットコース |
・LONDON 8(20.3km/255m) | ロンドンのループ八の字 |
・SURREY HILLS(39.1km/877m) | Box HillやLeith Hillを含むこのあたりの地域、サリー州の丘。 |
・LONDON CLASSIQUE(5.5km/25m) | 2016年の女子ワンデーレースのプルデンシャル・ライドロンドン・クラシックの再現とか |
・GREATER LONDON 8(23.8km/275m) | グレーターロンドンの八の字 |
・THE LONDON PRETZEL(55.7km/572m) | ロンドンのプレッツエル |
・THE PRL HALF(69.2km/1009m) | Prudential RideLondon-Surrey 100のコースを再現したルートの半分 |
・GREATEST LONDON FLAT(23.6km/163m) | グレイテストロンドンは恐らく造語。大ロンドンよりもっとでかいロンドン? |
・THE PRL FULL(173.3km/2623m) | Prudential RideLondon-Surrey 100のコースを再現したルートのフル |
・GREATER LONDON LOOP(21km/255m) | グレーターロンドンのループ |
・GREATEST LONDON LOOP(25.7km/355m) | グレイテストロンドンのループ |
・TRIPLE LOOPS(40.9km/564m) | Greater London ループ, Classique ループ,山岳ループの三つのループをめぐるコース |
リッチモンド
アメリカにはリッチモンドという名前の市町村が20以上あるらしい。その内バージニア州のリッチモンド。アメリカの中で歴史の古い都市として知られる。
2015年のUCI世界選手権コースをメインとしたマップ。
Zwiftの比較的初期のころに作られ、俗に三段坂と呼ばれる登りが名物。
・COBBLED CLIMBS(9.2km/133m) | 石畳の登りという意味。 Libby Hill と23rd Streetの二つの石畳KOMがある。セグメントの無い三段目の坂はGovernor Streetというらしい |
・THE FAN FLATS(5.1km/19m) | Fanは扇・うちわ。扇風機の意味。コース全体が扇型っていみかな?わからん |
・2015 UCI WORLDS COURSE(16.2km/157m) | 2015年のUCI世界選手権コース。23rd Streetでアタックを決めたサガンが優勝。 |
ニューヨーク
100年後のニューヨークがテーマのマップ。
地上部は実際のセントラルパークの再現。空中にガラスでできた架空のハイウェイがあることが特徴。
地上のメトロポリタン美術館などの実在の建物と、空飛ぶ車や近未来風の建物のある空中部の対比が魅力
・KNICKERBOCKER(22.5km/364m) | ニッカボッカー。ニューヨーク人・ニューヨークっ子くらいの意味らしい。語源はニューヨークを開拓したオランダ移民の事だとか。 |
・ASTORIA LINE 8(11.6km/141m) | Astoria Lineはニューヨークの地下鉄の路線名。セントラルパークの地上ルートを網羅するルート。 |
・EVERYTHING BAGEL(34.3km/544m) | Everything Bagelはベーグルに「ケシの実」、「ゴマ」、「オニオン」、「ガーリック」、「ソルト」、「ペッパー」等を乗せた名物。要は全部乗せ。NYの最長コースにふさわしいネーミング。 |
・PARK PERIMETER LOOP(9.8km/126m) | 公園外周のループ |
・GRAND CENTRAL CIRCUIT(6.9km/144m) | セントラルパークの近くのグランドセントラル駅が由来 |
・KNICKERBOCKER REVERSE(22.5km/364m) | ニューヨークっ子の逆周回 |
・LADY LIBERTY(12.4km/206m) | 自由の女神のこと |
・MIGHTY METROPOLITAN(20.1km/318m) | メトロポリタン美術館のこと |
・RISING EMPIRE(20.8km/376m) | 登りまくるルート。獲得標高(376m)がエンパイアステートビルの高さ(373m)に近いことから |
・THE 6 TRAIN(6.5km/69m) | グランドセントラル駅からセントラルパークに向かう地下鉄のルート名から |
・THE HIGHLINE(10.5km/178m) | マンハッタンにある「ハイライン公園」から。廃線になった高架鉄道の跡地に作られた空中公園。様々なアートを楽しみつつ散歩できる名所だとか。 |
・LAGUARDIA LOOP(6.5km/27m) | イベント用コース。NYCの偉大な市長Fiorello LaGuardiaに由来。ニューヨークのインフラ整備やら治安改善やらに尽力した人物らしい。 |
・GOTHAM GRIND(9.3km/96m) | イベント用コース。恐らくアメコミ「バットマン」に登場する架空の市「ゴッサムシティ」から |
インスブルック
オーストリア、チロル州、インスブルック。町名は「イン川の橋」という意味だとか
風光明媚な観光地として知られ、ウィンタースポーツの聖地でもある。
2018年に世界選手権が行われた。
・ACHTERBAHN(47.4km/989m) | ドイツ語でジェットコースターの意味。KOMを表裏両方登る豪快なコース図は確かにジェットコースターのよう。 |
・INNSBRUCKRING(8.8km/77m) | インスブルックのリング。リングのRを見逃してインスブルッキングと読んじゃいがち。俗に言う一分坂が象徴的な周回コース。一分坂の少し手前には「黄金の小屋根」という観光スポットがある |
・2018 UCI WORLDS COURSE(23.7km/494m) | 2018年のUCI世界選手権コース。38歳のバルベルデが悲願の初アルカンシェルを獲得した。 |
・LUTSCHER(13.7km/401m) | ドイツ語でロリポップ(ペロペロキャンディー) |
・LUTSCHER CCW(13.8km/401m) | ペロペロキャンディー 反時計回り |
ヨークシャー
2019年の世界選手権コースを中心に作成されたマップ
人によってはこのマップをハロゲートと呼ぶ。イギリスのヨークシャー地方のハロゲート市。
元々は小さな村だったが、良質な温泉が沸いたことから富裕層向けの保養地としてフィーバー。スパ・温泉としての利用もあるが、井戸から汲まれた硫黄鉱泉水を飲むと健康に良いと大ブームになったとか。
・2019 UCI WORLDS HARROGATE(13.8km/245m) | 2019年のUCI世界選手権コースの周回部分。雨天・低温な過酷なレースを制したのはペデルセン。 |
・ROYAL PUMP ROOM 8(27.7km/490m) | ロイヤルポンプルーム。かつて温泉水を組み上げるポンプハウスとして使われていた施設。現在は博物館となっている。Zwift上でも交差点に建物の外観が再現されている。 |
・QUEEN’S HIGHWAY(3km/40m) | ヨークシャーのマップ北部はイギリス有数の高級住宅地で、ランカスター公領といって全て女王に所有権があるらしい。おそらくはそこからのネーミング。 |
・DUCHY ESTATE(3km/40m) | 直訳で公爵領。QUEEN’S HIGHWAYの逆周回で前述の通りランカスター公領というエリアだから。 |
・TOUR OF TEWIT WELL(10.9km/204m) | テウィットの井戸。16世紀ごろ鉱泉が初めて見つけられた井戸?かな?。マップ上まあまあ近くを通るが、多分Zwift上では見えない。 |
フランス
2020年バーチャルでツールドフランスが行われるにあたり作られたコース。
海岸沿いにはモンサンミッシェルが遠くに見え、Zwift内で最も過酷な山モンヴァントゥもそびえたつ。
が、実際は両者は800kmほど離れているので多分架空のマップ。
・R.G.V.(24km/133m) | 「Route Grande Vitesse」の頭文字から。フランス語で「高速道路」の意味。フランスの新幹線「T.G.V」のもじりという説も有力。フランスマップで最も平坦でスピードの出るコース。 |
・DOUCE FRANCE(24km/133m) | 直訳で「優しい(甘い)フランス」。同名のシャンソンも有名で、祖国フランスへの想いを優しく歌いあげた名曲。第二次大戦中ドイツの占領からの解放を目指すレジスタンスの間で愛聴されたとか。 |
・CASSE PATTES(22.9km/155m) | フランスのサイクリストがよく使う表現で「脚を壊す」という意味。ライド中の難所や、勾配の変化でリズムが取りにくいコースを指すとか。前半の平坦部分から二つのKOMが勝敗を分けるコース。 |
・ROULE MA POULE(22.9km/155m) | 直訳で「回るチキン」だが、かなり砕けたフランス語で「心配ないよハニー」的な意味になるらしい。コースとの関連は??? |
・PETIT BOUCLE(60.8km/483m) | 2009年まで開催されていたフランスの女子レースGrande Boucleが元ネタ。Grande Boucleはビッグなループを指すのに対し、これはプチループ。 |
・TIRE VOUCHON(60.8km/483m) | 読みは多分ティルブション。コークスクリュー(栓抜き)を意味するフランス語。モンヴァントゥを除くフランスを全てめぐる長距離コース。 |
・VEN-TOP(20.8km/1539m) | モンヴァントゥの頂上まで登るコース。 |
・LA REINE(22.8km/1181m) | フランス語で「女王」。モンヴァントゥの途中まで登る山岳コース。バーチャルツールドフランスのクイーンステージとなった。 |
パリ
フランスと同じタイミングで実装されたコース。
ツールドフランスの最終ステージとして使われることが慣例となっているパリのメインストリート。
過酷なレースを乗り越えた選手が健闘を称え合うとともに、スプリンター達が栄誉をかけて戦い合う自転車乗りの聖地。
・CHAMPS-ELYSEES(6.6km/39m) | シャンゼリゼ。「世界で最も美しい通り」ともいわれる。東はオベリスクのあるコンコルド広場から、西は凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場までカフェや有名ブランド店等が立ち並ぶ名所。 |
・LUTECE EXPRESS(6.6km/39m) | シャンゼリゼの逆周回。恐らくアレーヌ・ド・リュテスという古代の円形闘技場から。闘技場の近くを通るわけではない。 |
ボローニャ
イベント専用マップ
2019年ジロ・デイタリアの第一ステージのTTコースを再現したマップ。
3/4ほどが平坦で、残りがサンルーカ聖母教会の参道でもあるヒルクライム。
実際のレースでは山の麓でTTバイクからノーマルバイクへ乗り換えるチームもあった。
・Time Trial Lap(8km/230m) | ジロ・デイタリア本番ではログリッチが12分54秒で優勝。マリアローザを獲得した |
Crit City
イベント専用マップ
街中のクリテリウムレースを模して作られたコース。
狭い道幅と急なコーナーが特徴。
・Bell Lap(1.9km/8m) | ベルは鐘の事?ルートの形は確かにちょっとそれっぽい |
・Downtown Dolphin(1.9km/8m) | なぜイルカなのか不明。誰か教えて。 |
マナーよく楽しむグループライドのススメ
グループライド楽しいです!リーダーやほかの参加者とチャットで盛り上がるのも楽しいですし、何より同じ目的をもって大集団で走るってそれだけでもう皆兄弟みたいな一体感があります。*1
ただ、グループライドにおいてはほかの参加者と協力して走る以上最低限のマナーが生じます。
フライヤー
グループライドはパワーが指定され、みんなでペースを合わせて走るものです。しかしその指定の出力を超えて走る人がいます。こういったマナー違反をする人をフライヤー(Flyer)と言います。
これ絶対にやめましょう。グループライドはみんなで固まってワイワイ走ることが目的です。リーダーをリスペクトして指定パワーは必ず守りましょう。
なぜダメか
フライヤー達が集団先頭で高出力を出していると、真後ろの人も千切れないよう頑張ってしまいます。その後ろの人も頑張って…と連鎖が続くと参加者全員がフライヤーのパワーに引きずられてしまいます。
例えば指定出力1.5-2.0倍のライドで、集団先頭が3倍以上で踏んでると、集団最後尾も2.5倍くらい出してるみたいなことがあります。2.0倍で何とか走り切れるかなーとか思ってた人がいたとしたら多分千切れます。
フライヤーしてると気づかないんだろうと思いますが、実際にペースアップの結果集団後ろで皆と走りたかった人がついていけずにログアウトしてたりします。何度も見たことありますがとても悲しくなります。
というか、まとまって走ろう!っていうイベントなのに無視して突っ走ってる人がいるのはそれだけであまり気分のいいものではないです。
変な例え、皆でハイキングしようぜ!って集まったのにダッシュして消えてく奴いたら「?」ってなるじゃん。
仮に害がなくともうっとうしいです。正直。
参加する前に!
フライヤーとならないためにも、参加前にイベントの詳細をざっとでいいので必ず読むようにしましょう。英語苦手ならZwift Powerやzwift.comなどのイベントページに行って、詳細をコピー、翻訳サイトに貼付けが楽です。
ここでややこしいのがグループライドでありながら、パワーの指定がなく実質レースをしているようなイベントもある事です。*2詳細にどういうイベントか書いてますので注意して読みましょう。よくわからなければパワーの指定があるか、リーダーがいるかどうかで判断するといいと思います。
余談ですが、外国の人主催のグループライドは体重がある人が基準だったりするので、日本人の多くは指定のPWRよりちょっと踏まされることが多いです。
体重60kgくらいの場合、指定PWR+0.2~0.4w/kgくらい見とくと安全です。
ライド中
グループライドの基本はイエロービーコンの近くにいることです。レースじゃないのでスタートダッシュもいりません。イベントにもよりますが、むしろ最初はウォームアップがてら少しパワー落としてグルーピングする方が一般的です。
そして重要な事ですが、仮にフライヤーがいても無視しましょう!フライヤーについていくから皆しんどくなるので、ほっといて先に行かせればいいのです。
場合によってはリーダーからもフライヤーいるからペース落とそう見たいなチャットが入ったりするので、そこはチャットをよく見つつ対応しましょう。
英語わかんなくても、多くはPWRやスピードの指示出してくれたりします。数字だけ拾って出力合わせればOK!
それでも何言ってるか分かんねー!ってなったらイエロービーコンの近くに行く!以上!
フェンス
グループライドではフェンスという機能を使っていることがあります。
ライドリーダーは自分から一定の距離に対して赤い「フェンス」を出すことができます。ここを超えている人の画面には後ろに戻るよう警告メッセージがでます。
フェンスはリーダーからのこれ以上差を広げないでほしいというメッセージです。もし万が一警告メッセージが出てしまったら速やかに足を止めて集団に戻りましょう。
また、言うまでもないですがフェンスが無いから先行していいというわけではありません。
まとめ
グループライドは脚力を見せつけたり、競ったりする場所ではありません。
フライヤー同士で、模擬レースみたいなものが展開されていることがあるようですが、レースしたければレース行きましょう。ダメです。
もし、ペースが想定より遅くて脚が余ってるなら、周りのサポートをしましょう!集団最後尾でスイーパーのお手伝いするのオススメです。千切れちゃった人を集団に戻すお仕事ですが、スイーパーが一人で引くより何人かでまとまった方が効果的です。ちょっとしたインターバルみたいになって退屈しないと思いますよ。
何よりも他のライダーをリスペクトすることが大事です。リーダーやほかのライダーが一緒に走ろうと言ってるのを無視してフライヤーするのは大分よくないです。
よく組織されたグループライドはとても楽しいです。みんなでチャットでだべりながらゆるポタもよし、一人だと飽きちゃうベースライドをみんなでするもよし、走ったことない長距離をみんなと挑戦するもよし。
楽しいライドとするには参加者一人一人のちょっとしたマナーが大事です。周りに気を使いつつ、ささっとリーダーに協力できるイケメンZwifterを目指しましょう。