20220511狭間の会【幻のロングスプリント】
本日の狭間はDown Town Titans
割と最近追加されたコースですね
試走もできてませんが、まあ知ってるルートの組み合わせだから大丈夫でしょう
コース概要
KOMが二ヶ所。Titans KOMとHilly KOM。いずれも2分かからないくらいの短めの登りとなっています。
一応得意分野のはず…なんですが、特にHilly KOMでいい思い出が無い。むしろ格上にボコられて千切れた苦い記憶がいっぱい思いだされます。
今日はトラウマを払拭していい思い出作りたいな…
作戦
本日の作戦はずばり「全力ロングスプリント」です。
トラウマはあれど比較的得意コースなので、松の間でゴールまで残るだけなら何とかなりそうだなという希望的観測をしています。ただ、集団スプリントは正直勝てる気しない…
趣向を変えてロングスプリントを仕掛けたいですが、500m前くらいから中途半端なダッシュしても発射台になって終わることは何度も体験済み
よって、高強度で踏み続けられる一番早いタイミング。2~3km手前から仕掛けてみたいと思います。成功するイメージは正直無いけど試してみたい…
そういった長い距離仕掛ける発想はレース中に出てこなくも無いのですが、自分から地獄に飛び込む勇気がどうしてもでません。という事で、今日はロングスプリントの開始ポイントを事前に決めておきます。
指定ポイントまでは基本全てツキイチで温存。まあよっぽどいいアタックとかあったら乗っかろうかなと思いますがその辺はアドリブで。
指定ポイントに来たら考える前に自動的にアタック。トリガーを決めておくことで心理的ブレーキを外して地獄のTTモードに入れるはずです。
頼むぜ!未来の俺!
ポイントはズバリここ!スプリントゲートを超えた後のわずかな登り
坂の手前から勢い付けて一気に飛び出て、その後のアップダウンもしっかり踏んで差を拡大。最後は緩い下り坂から集団がスプリントで一気に詰めてくるのをこらえてこらえて1位でゴール!
ハイ。勝ちが見えました。机上の空論ここに極まれりといった感じですが、後はレース中の私が何とかしてくれるはず。指定ポイントからゴールまで2kmちょい。地獄の3~4分TTかな…がんばれ私!
冷静に考えると作戦破綻しまくってる気がするので冷静にならないようにしてスタート。
本日の主なメンバー
クライマー…今日はクライマーの日じゃないかなーとか思いますが大逃げ決められたらかなわんので要注意
Bongiさん他
パンチャー…2分坂とか絶対得意やん…どうせ随所で上げてくるので上手く対応・協調したいところ
ハラさん、hikaruさん、Nobuさん他
スプリンター…私はロングで勝つか自滅するかの予定だから今日はあんまり競るイメージ無いなーと楽観。普通に考えて最有力候補だけど彼らのいないとこで勝負したい所存。
Silさん、あるびのさん他
序盤
本日は15名の参加。
Titans KOMまでは、軽視してましたがまあまあアップダウンがあります。積極的に前で展開してるのが4~5人くらいかな?
SilさんとかハラさんHikaruさんNobuさんとかのまあいつものメンツ。途中あるびのさんが抜けてたのがちょっと珍しい気がして印象的
私は今日はロング一本にかけるので消極的な方針。中切れだけ気を付けてツキイチ。最終盤に向けて脚と闘志を貯めます。
序盤の文字通りの山場。Titans KOMに差し掛かりました。
脚使いたくないので真ん中くらいで我慢、集団が割れて取り残される事を最警戒します。
集団全体を見れるポジションをキープし、先頭集団が5~7人以上の大集団になりそうならジャンプアップするかなー?くらいのつもりで構えます。
実際は集団三つほどに割れます。先頭4人にメイン集団8人くらい、後ろに4人くらい
私は思惑通りメイン集団に位置取れました。
先頭ではコバカツさんやらMorimotoさんやらがまあまあ踏んでるみたいですが、下りの人数差で追いつくだろうと楽観視してツキイチモードに戻ります。
ここで松で最強格スプリンターのあるびのさんが後ろに取り残されていることが判明。正直テンション上がります。
案の定メイン集団が先頭を吸収して合流。残り11名
中盤
集団しばらく落ち着きます。KOMキツかったもんなー
海底トンネルの登りでMiyosiさんらがアタック。
ここでもどうせすぐHilly KOMだしと真面目に追わず周りと足並みをそろえる方針。今日の私はロングスプリントを打つのだ…無駄使いはできません。やはりKOMちょっと前で自然と吸収できました。
さあきましたトラウマのHilly KOM。MorimotoさんとNobuさんが速い…マジで速い…
残り距離が短いのでほっとくと危ない&仮に後で合流されるとしてもそれまで先に脚を休められるメリットがあるので先頭についていくことを決意。
このKOMのコツは!一瞬傾斜がゆるむここ!
ここでトルクと気合を抜かない事!ギア上げて、アイテムも使って前二人との差を一気に詰めます!うらー!
(かなりキツイが)何とか先頭集団でKOMをクリア!
後ろを見るとだいぶバラバラ。第二集団も5名ほどで10秒弱の差がついています。
ゴールまであと7km。この10秒差はでかい!
先頭集団三人で最低限の協調すれば逃げ切りワンチャン…と思ったら二人とも結構前でてくれる!大チャンス!
下りを三人できっちり協調して踏みます。時折Nobuさんが鋭くペース上げてくれるので、ギャップを埋めるようにMorimotoさんを引き上げるイメージでジワっと詰めます。
集団のつなぎとしてまとめるイメージで空気を読みつつ、珍しく前で踏んで仕事もしつつで秒差を広げます。
とはいえ、勝てなくなるまで脚使ったら本末転倒です。自分の脚の残り具合と第二集団との秒差を見つつ頭と心臓をフル回転させます…!
終盤
さあ、ゲートを超えて秒差11秒!逃げ切りも何とかなりそう!
そしてロングスプリントの起点となる指定ポイントが来ました!
ここで考えることは一つ!「前言撤回!」
状況があまりにも想定と違います。
集団スプリントだと勝てないからロングという発想でしたが、なんと三人の勝ち逃げに乗れました。お二人の脚質を考えると
Nobuさんはアタック時とかにかなりのPWRを出せる事を確認していますが、前日のEMUではスプリント何とか私が勝ってます。
Morimotoさんは情報があまり無いですが、前々回くらいのパリでガチスプリント活躍してた印象はそんなにない。
という事からお二人とも豪脚であることは承知していますが、スプリントだけ考えると同格かわずかに勝算ありというところでしょうか…
という甘々な皮算用の結果、「ガチスプリントにかけます」
前言の大撤回です。この状況からロングとかもったいない。ガチスプリントなら勝っても負けても納得できる気がしました。
すまんな、過去の俺。
逃げ切りがほぼ確定したここらでもう積極的なけん引はやめます…
他2人も同じこと考えてるようです。露骨にペースが落ちます。
貯めて貯めて…
Nobuさん着火!即アイテムONで反応します!
OK!前でれた!後は踏み倒すだけ!
Morimotoさん!?強!抜けない!
まだだ!死ぬほどきついけど後2秒がんばる!
ウワー!
わずかにMorimotoさんに及ばず…
プロとかがスプリント負けてハンドル叩く気持ちがよくわかりました。そんな余裕あるならわずかでもスプリントしたらいいのでは?と思ってましたが
ゴールする手前の数10mくらいでもうどう加速しても追いつけない事が分かってしまい、ただただ勝者の背中を見送るしかできない時間があるんですね。
優勝Morimotoさん、二位私、三位Nobuさんとなりました。いやーMorimotoさん強かった。おめでとうございます。
事前の作戦をブン投げて真っ向勝負にかけたことに悔いはないです。
3人集団からロング仕掛けてたら?っていうのは思わないでもないですが、まああんま意味無い仮定でしょう。
狭間でもKOMを起点にした少人数逃げ切りって結構珍しめの展開です。
二人のライバルと協調して回しつつも、脚貯めようとする駆け引きはスリリングでシビれました。今週も楽しいレースができました。参加の皆様ありがとうございましたー!
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勝てると思ったんだよなー