路面抵抗の話
まず、Zwiftにおける路面の種類こんな感じで捉えている人も多いのではないでしょうか。
ロード | MTB | |
舗装路 | 〇 | × |
ダート | × | 〇 |
実際これでなんの問題もありません。
普段はロードバイクが速いけど、ダートで減速する。ダートはMTBのほうが速い。以上!
ですが、細かく見るとZwiftには7種類の路面があり、それぞれ路面抵抗の係数(以下Crr係数)が違います。
Zwift Insiderに詳しい情報が載っているので見ていきます。
路面の種類
Crr係数 | ||||
名 | 和名(適当) | ロード | MTB | グラベル |
Pavement | 舗装路 | 0.004 | 0.01 | 0.008 |
Brick | ブロック | 0.0055 | 0.01 | 0.008 |
Wood | 木 | 0.0065 | 0.01 | 0.008 |
Cobbles | 石畳 | 0.0065 | 0.01 | 0.008 |
Ice/Snow | 氷 | 0.0075 | 0.014 | 0.018 |
Dirt | ダート | 0.025 | 0.014 | 0.018 |
Grass | 草 | 0.042 |
これがZwift Insiderに乗っているCrr係数の表。数字が低いと抵抗が小さいです。
路面の種類とバイクの車種によって係数が違うという事を表しています。*1
見た目はこんな感じ
・Pavement ・Brick ・Wood
・Cobbles ・Ice/Snow ・Dirt
・Grass
※極力元記事の通りの場所から拾ったけど違ったらゴメン
それぞれ代表的な場所をあげるとこう。
※見た目で判断してるので正確ではない
- Pavement(舗装路):いろんなとこ
- Brick:インスブルックの一分坂(Leg Snapper)の手前、Crit Cityの途中
- Wood:Watopiaの海底トンネル抜けた後の橋、スタート直後
- Cobbles:WatopiaのItalian Villas、Epic KOM途中のお城
- Ice/Snow:ラジオタワーのみ
- Dirt:Watopiaのジャングル、海底トンネルの直後
- Grass:Repack Ridge(MTB専用コース)の一部のみ
効果
じゃあ実際、路面が違うとどれくらいスピード違うの?という考察。
75kgのライダーが7kgのバイクに乗って40km/hで巡行した場合。
路面抵抗(40km/h) | ||||
名 | 和名(適当) | ロード | MTB | グラベル |
Pavement | 舗装路 | 36 | 89 | 72 |
Brick | ブロック | 49 | 89 | 72 |
Wood | 木 | 58 | 89 | 72 |
Cobbles | 石畳 | 58 | 89 | 72 |
Ice/Snow | 氷 | 67 | 125 | 161 |
Dirt | ダート | 223 | 125 | 161 |
Grass | 草 | 375 |
となります。この抵抗は体重と速度が基準より増えるほど大きくなります。
重要そうな点で言うと、ロードの舗装路を基準に
このスピードロスは、周りの全員にドラフティング関係なく起こるという点で登りと同じように捉えるといいです。
実用性…?
この知識があって何かいいことあるのか?というのはもっともな質問なんですが、冒頭述べたようにダートか否かだけの判断で普通は十分かと思います。
一応、ブロックや木・石畳で緩い登り坂(1%あるか無いか?)と同等とみなしてアタックするorアタック警戒するというのは無くは無いかもしれませんが、あんまりそういうアタック決まったの見た覚えがないです。
あ、後エベレスティングとかする時、路面がIce/SnowなのでラジオタワーよりAlpeの方がいい可能性があります。まあスピードでないので微々たる差でしょうが。普段はラジオタワー登りながら、「Ice/Snowってのはここにしかない路面なんだぜ!」とか言ってマウントとって遊びましょう。